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鯨岩から奥段ヶ峰をへて笠杉山

2007年12月2日(日曜) 晴れ、風あり登った人山いこかな一名     1032m

五月に高御位山に登ってから久しぶりに山に挑戦、これも11月頻繁に松茸狩りで山の斜面を駆け巡り足に自信が付いて、
決定、ホームページも山いこかなのに最近一向に山関係が載せてなくて気になっていた所、何時も何処にするか悩むのですが、
山あそさんと、たぬきさんのホームページで鯨岩を知り笠杉山に決めた、久しぶりに山具を開けるとなんとカビが生えているでは
ありませんか片付ける時、手を抜いて仕舞ったせいだ、それだけ山を避けてたと反省、手入れをしていざ6時起きで7時発、
この日は午後4時頃まで帰らなくては行けない訳が出来てしまい高速道を使って行き高速で帰る予定、山は余裕を持って登るのが
安全での原則その為余裕を意識して時間を気にせず登る事にする。高速に乗ると遠くの山は霞んで見えない中国道に入ると
ますます霧が濃くなり登山日の選択を後悔しだす、国道29号線をえて一宮町の安積橋の信号を大屋方面を右に県道6号で
百千家満で道脇で止まって千町に入る場所を地図で確かめながら前を見ると、なんと目の前が千町の入り口でラッキー、
山道登るも霧で視界短く不安が増すが次第に登るにつれ太陽が顔をだす、見えなかった山がいきなり晴れわたって視界良好
これはどうなっているのかと思いきや答え直ぐにでた、写真を見てください神秘で雄大でしょう、そうです朝晩の温度差で出来る
『雲海』でした、これで山登り今日は良き日を予感する、

草置城手前からの雲海

草置城には数本ほどのぼり旗が(雲海に建つ草置城)となっていてまさしく旗のとおりで雲海が見事に出た、
絶景のポイント地点ですと地元自慢の地なので城を建てて強調しているのだろう、帰りに城前まで行ってみたら
城から階段で200m先に展望台ありと看板がでていたそこに昔は城が建っていたらしい(山あそさんの受け売り)

雲海の上に建つ草置城

城を過ぎると集落に入り小さいダムの横をと通って行く、以前千町ガ峰に登った以来の千町への道である、
千町ヶ峰登山口より奥は未知の道、早速分かれ道、どちらに行ってよいやら思案、車を止めてどちらにするか
近くに居た人に聞く森林大国は右だとわかる、分岐から舗装はなく車一台分の道幅で私のRV車でも腹がつかえる
ほどの悪路しばらく行くと工事現場に着くまだ宍粟森林王国は完全に出来ていなく工事中、今日は日曜日
油圧ショベルやトラックなどがあるがまったく人がいない、ショベルの横の広場に車を止め登山口を捜す

    

森林王国の鯨岩への登山口                                                 水力発電装置の小屋

ここから入る登山口かなと検討をつけたが自信がなく、山あそさんの資料を出して写真を見比べる、
間違いない確信して靴を登山靴に履き替え、いざ出発時計を見ると八時五十五分、携帯電話は圏外、
傾斜を下りて木の手すりまで行くと小さな小屋が左に目に付き掲示板を見ると水力発電装置とあった
森林王国の電気はこれで間に合うのだろうか少し疑問に思った、木の手すりがなくなるまで
池の奥に行き踏み跡を見つける

落ち葉の登山道

踏み跡、落ち葉ですっかり埋まって落ち葉のじゅうたん状態おかげで踏み跡ハッキリせず窪みも解らず
少し危険注意しながらジグザグ道を登る、山あそさんやたぬきさんが登った時は葉も茂って空も見えない
状態ではなかったか、今はすっかり葉は落ち枝だけの木だらけ、これもまた気持ちの良い景色
おかげで970ピークに登っても森林王国の建物が確認出来た

970ピーク過ぎからの笠杉山

景色は気持ちよいが何しろ山登りは久しぶり、登りになるとやはり以前の様にいかず苦しい何度も足を止めながら
息をきらしながら970ピークを過ぎる、あれが笠杉山かなと思いながら登るも高くなるにつれそれより高い山が目に入り
これが笠杉山だと気づく何しろ初めての笠杉チャレンジだから仕方がない、地図を頭に浮かべ想像するのも初めての
山登りの楽しみの一つ、尾根づたいに行くと左はネット右は水平に伸びたここより高い尾根がみえる、あのポールは
西段ヶ峰の山頂だと直ぐに解る、そして下りでやがて林道に出る

    

林道に出る                                                              林道終点の岩だらけ

林道に出た所から100mも行かずに林道終点地になり岩の川に着くそこから北に鯨岩の標識がありその
標識に沿って岩の川伝いに登ると直ぐに鯨岩らしき形をした岩に気づくこれは山あそさんの
掲示板に載ってた間違いの鯨岩だ、

    

林道終点すぐ上の掲示板                                                     鯨岩らしきのにせもの岩

上の写真は林道終点の直ぐ上に鯨岩に行く掲示がぶらさがっている鯨岩に似た岩が横にあるが林道から
見える所にあるはずがない、岩塊流に沿って登るとしばらくして鯨岩らしき大きな岩を見付け囲むように
眺めるこの岩はまさしく山あそさんの掲示板に載っていたにせものの鯨岩、
そのすぐ上に並ぶように本物の鯨岩があった!!

鯨岩

山あそさんやたぬきさんの写真から見ると跨いでた木が切られていて横に転がっていたそして間違わないように
ちゃんと(くじら石)の掲示板が設置されていた、何も手を加えなく掲示板もない方が捜して
見つける時の感動が大きいそのほうが私は好きだ

前から見た鯨岩

前から見るとこの口が鯨の形を決定づけている、欲をいえば反対側埋まっている方からも見たかった、
きっと鯨にしか見えないだろうと想像する、まさか山でクジラウォツチングをするとは、本物の生きた
鯨は未だ見たことがない、瀬戸内の私の故郷に鯨に似た島、鯨島がありこれで二匹目の珍しい
鯨を見たことになる。……(*^_^*)\(~o~)/

鯨岩を跡に岩塊流にそって登るが、山あそさんが登ったコースとどうも違う様な気がして来たがかまわず
進み続ける岩と岩の間を抜け、ふと、見ると右にも左にも岩塊流がある場所に来た、山あそさんは尾根手前に
平らな所にでて少し傾斜を登ると山上庭園に出たとあるが、私が尾根に出たのは大乢よりの山上庭園手前の
傾斜の尾根に出た、どうも林道から鯨岩は見つけたものの少し西よりだったようだ、
でも少し東に登ると山上庭園に出た

    

山上庭園                                                                       広い庭園

気持ちの良い風景でこれが自然に出来たとは、驚きだ広くて迷うほどで踏み跡をたどりながら奥段ヶ峰に向かって進む、
ふと足元を見ると何か落ちている、つばの広い黒色の女性用の帽子だった、登山者むきより町でかぶる方が似合いそうな
帽子だ枝に掛けて進む、平坦が続き登って来たしんどさが回復しつつ気持ちの良いしんどさが周りの風景も手伝って変わって
行くのが解る、前方にいきなり開けた景色が!!!

奥段ヶ峰手前からの東側の景色

すかさずカメラを構えてパノラマ用に連写、目の前のとんがり山、右の平坦で長く続くのがフトウガ峰以前
とんがり山からフトウガ峰を目指して歩いた際、迷って大変だった事が浮かんできた、段ヶ峰からだと周りの
風景は山ばかりだが、ここからだと朝来町まで見える、天然記念物のイヌワシは、空を探すがその気配はない、
前の段ヶ峰、フトウガ峰に風車が建つと、この景観も台無しになる、風車なんか建たなくていい、いらないと思いながら、
やや強い冬本番前のかぜが体全体に吹き付ける状態で立つたまま、強く思った、

奥段ヶ峰からの段ヶ峰と西段ヶ峰

奥段が峰に到達少し盛り上がって回りには高い樹木はない段ヶ峰が目の前だ、ポールが建っていて膨らんだ所が西段ヶ峰、
時計をみると10時55分、ここで西段ヶ峰に行くか今日は4時に用事がある、西段ヶ峰に行ってここに帰るのに私の足で50分
ここから笠杉山まで13時ごろになると計算した、これでは4時に帰れずここで西段ヶ峰を断念、時間を気にせず登山のつもりが、
どうしても帰りの時間を気にしてしまった、

    

山上庭園からの尾根                                                  枝だけの樹林帯尾根

山上庭園を跡に坂の尾根を下る南側は樹林帯で視界は悪く見えないが北の田路方面ははるか下まで自然の樹林帯が
続いているのが時々見える、大乢峠まではたいした傾斜ではないと想像していたが、大変な急坂が続き今まで登ったのが
もったいないと思うズル人間です、まだ下がるのかと思いながら先を見ながら下ると大乢の地蔵が見えた!!

大乢峠の石仏

大乢峠の祠が風または動物に壊されたか、バラバラになっている、これでは風で石仏が丸太の祠の残骸で
壊れてしまうかも、と思い帰りにトタンと丸太で出来た祠は撤去しよう、石仏の前はさい銭でイッパイになっている、
(道標柱に東へ奥田路60分、北へ笠杉山山頂30分、西へ牧場跡経て上千町50分)となっていた、北へ笠杉に向かう

    

大乢から笠杉への尾根、田路方面                                                   尾根の切れ目の絶壁

急坂を狭い尾根伝いにしばらく行くと直ぐ下、右に林道左にも林道左の林道には工事中の油圧ショベルが
放置今日は日曜日なので工事の人は見当たらない、その内田路側と千町側がつながるのかなと思いながら
登ると尾根が狭くなり田路側に土砂崩れの跡があり尾根の下が大きく抉れていて狭い、下を恐る恐る眺めると
股下がスーッとして内心びびった、なるべく尾根の切れ目を離れて登った、高所恐怖症は安全第一にする、
実は小心者

     

笠杉山山頂1032m                                                         山頂からの奥段ヶ峰

山頂からの氷ノ山方面の絶景

やっと笠杉山山頂に到達日曜日なので誰かは居るだろうと思っていたが誰も居ない、風が強くストーブが炊けるか
心配していたが山頂に来て風がピタリと止んだ、11時55分これ幸いと早々に昼食にする、見回すと西北側は枝の間
から山々が見える、北側笠杉トンネルコースも山頂から眺めると相当急坂になっている、西北側は遠く氷ノ山が見えるはず
だったが霞んで見えない藤無山はかすかに見える遠方は今日は見えません、それから山での楽しみの一つに山あそさんが
オカリナを吹いているのを知って私もオカリナクラブに入り(練習中)吹くと気持ち良いだろ思い真似をするつもりがオカリナ
忘れてきた、残念無念、何時も何か一つは忘れてくる、気を取り直して12時35分下山、

大乢から快適な杉林の下山道

下ると直ぐに尾根分岐に赤いテープがマークしてある山あそさんやたぬきさんはここから下山しましたなと思い、
どちらから下りようか少し迷ったが最初から決めていた大乢峠から千町へに、大乢の祠を取り除き石仏は
又裸状態になりました、今度来るときは釘とカナヅチがいりますな、笠杉山に登る人は必ず日曜大工道具を持って
来て下さい、そして祠を建てたら石で囲んでください、(お知らせまで)峠で田路方面少し覗いてみたら道がありません
落ち葉で埋まっているのも有りますがほとんど踏み跡なし急坂で断崖状態、田路に下るのは命がけで下りてください、
又は少し上がった所林道を利用して下さい、千町方面に向きを変え、こちらはちゃんとした登山道になっています、
ここからは植林の杉林になって少し暗いが快適に下れました直ぐに林道が見えてきました

    

笠杉登山口                                                     森林王国で最初に会ったバイク

笠杉登山口は森林王国の中にありました、分かれ道から小さな橋の直ぐそばにありました車で登山口まで来れますが
駐車場はありません車は少し下った広場が無難かも、久しぶりの登山も無事下山して来ました、この調子だとこれから山登りが
増えそうです森林王国はまだまだ発展途上の段階です、バイクが走って来てすれ違いました、朝から王国に入ってから山を歩いて
下りて来て初めての人に遭遇、笠杉山はあまり知られていないかも千町ヶ峰は50山に入っていますが、千家満から入る
標識もありませんし、でも自然がイッパイあって楽しめました、西段ヶ峰はいけませんでしたけれど我が家には3時半に着きました
その日の4時の用事も間に合いました、山あそさん、たぬきさん有難う又お世話になります、  又山いこかな・・・・・!!!

                                                                             山いこかな!


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